2024年12月25日、中国工業和信息化部は、電器電子製品における有害物質の使用制限に関する新たな業界標準「電器電子製品有害物質制限使用標識要求」(SJ/T 11364-2024)を発表しました。 この標準は2025年4月1日から施行されます。
この新標準の主な変更点は以下のとおりです:
- 標準の名称と適用範囲の変更: 標準の名称が「電子電気製品有害物質制限使用標識要求」から「電器電子製品有害物質制限使用標識要求」に変更され、適用範囲も「電器電子製品」に統一されました。
- 有害物質リストの更新: 新たに以下の4種類のフタル酸エステル類が追加され、制限対象物質が従来の6種類から10種類に増加しました。
- フタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP)
- フタル酸ブチルベンジル(BBP)
- フタル酸ジブチル(DBP)
- フタル酸ジイソブチル(DIBP)
- 用語の追加と修正: 「電器電子製品」や「標識」などの新しい用語が追加され、「有害物質」や「環保使用期限」などの既存の用語が修正されました。
- 標識方法の更新: 製品の生産日付の標識方法が削除され、代わりにQRコードやウェブページを利用したデジタル表示方式が導入されました。
- 情報保存要求の追加: 製品中の有害物質の名称や含有情報を示す表の支援文書の保存が求められるようになりました。
さらに、2024年6月29日には、国家標準「電子電気製品中限用物質の限量要求」(GB/T 26572-2011)の第1号修正が発表され、2026年1月1日から施行される予定です。 この修正では、制限物質の種類が6種類から10種類に増加し、試験方法の標準がGB/T 26125-2011からGB/T 39560シリーズに更新され、六価クロムの判定規則も調整されています。
企業は、これらの新しい標準と修正に適切に対応するため、製品設計や製造プロセスの見直し、適合性評価の実施、そして新しい標識方法への移行を計画的に進めることが重要です。特に、2026年1月1日までにこれらの基準を完全に実施することが推奨されています。
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