欧州官報にて、POPs条約(ストックホルム条約)を背景にEU域内で難分解性物質を規制するPOPs規則の改正規則が2件、公布されました。
HBCDDに関する改正規則
HBCDDの不純物としての許容値水準が、100 mg/kg (重量比 0.01%)から75mg/kg (重量比0.0075%) に改正されました。
EU域内におけるHBCDDの製造、上市、使用は、ほぼ段階的に廃止されているが、リサイクルプラスチックおよびその製品に含まれている。元々は難燃処理されていたリサイクル高分子材料の新たな用途としての、子供用玩具、食品接触製品、ポリスチレン包装材などの製品に制限対象臭素系難燃剤の含有が指摘されています。
メトキシクロルを追加
2023年05月01日から12日にかけて開催された第11回会議において、メトキシクロルを附属書Aに含めるために条約の附属書Aを改正することが決定されていました。今回はその内容を反映して附属書1に新規エントリーとして追加されました。